幅広い分野で予防原則の適用を提唱し、2001年に刊行され邦訳も出ている*Late lessons from early warnings*(早期警告からの遅ればせの教訓)の続編新版が2013年1月に発表されました。さらに充実した内容の新版中、「種子処理用浸透性農薬とミツバチ:化学物質のリスクをめぐる論争の民主的統御における挑戦」の章に、著者2人とバイエル・クロップサイエンス社との紙上対論を加えて訳出しました。このたびEU全域でネオニコチノイド系農薬3種の暫定禁止措置に踏み切る決定にも影響を与えた重要な論考です。また対論部分は、製薬業界と規制機関、独立系研究者、NGOなどとの激しい論争の一端を垣間見せてくれます。販売目的でなければ自由にダウンロードしてご利用ください。
ローラ・マキシムとヨルン・ヴァンデル・スラウス
『種子処理用浸透性農薬とミツバチ:化学物質のリスクをめぐる論争の民主的統御における挑戦』