環境省の「第8回東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議」(7月16日開催)を取材した「低線量被ばくの脅威制作委員会」から、「一刻も早く多くの方たちに、この会議の杜撰さを知らしめたいです」と情報が寄せられました。
5名の参考人からは、子どもの健康被害に対する懸念や、国による健康管理体制の不備などが指摘されましたが、座長の長瀧重信氏が「この会議でがんが増えているということが結論になると大変」とコメントするなど、原発事故による健康被害を矮小化する結論が先にあることを疑わせる対応でした。福島の被害者が適切な医療サービスを受けられるように、まともな議論が望まれます。
この会議のアーカイブ映像は、OurPlanet-TVで公開されています。
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1806
議事次第・参考資料(環境省)
http://www.env.go.jp/chemi/rhm/conf/conf01-08.html