都道府県で独自に認証している「特別栽培」などのエコラベル。ただし、ミツバチへの毒性が強くて残留しやすいネオニコチノイド系農薬をはじめ、環境への影響が大きい農薬を禁止しているとは限りません。
そこで、国際環境NGOグリーンピース・ジャパンが、「農薬フリー(使っていない)」という視点から全国のエコラベルを調査。単に「特別栽培農産物」という表示だけでなく、「農薬不使用」「無農薬」の農作物をきちんと表示する制度がある都道府県は、宮城、高知、秋田など13県という結果になりました。
またこの調査では、高知県と群馬県渋川市でネオニコチノイド系農薬を含むいくつかの系統の農薬を使わないことを基本としたマークが運用されていることもわかりました。
特別栽培の認知度や、意識して購入する人の割合は11.3%と低く、「特別栽培イコール無農薬」との誤解もあって、「無農薬」「有機農産物」などの明確な区分表示は今後さらに重要になると考えられます。
▼全国のエコラベル調べてみました
http://www.greenpeace.org/japan/ja/campaign/food/ecolabel/
▼プレスリリース
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/press/2015/pr20150129/