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トップページ 助成先活動情報 3/14-16 第一回東アジア地球市民村 in 上海
「Slow, Small, Simple: 持続可能な社会とアジアの英知に向けて」開催!
参加案内と申込書公開
【日中市民社会ネットワーク】

日中韓台を結んで自然共生型の地域づくりを進めようと3年がかりで準備してきた「東アジア地球市民村」。大成功だった昨年3月の準備ゼロ回に続き、いよいよ正式な第一回が同じ上海で開催されます。直前になりましたが、文末リンクに詳しいプログラム案と参加申込書がありますので、都合のつく方はぜひ参加をご検討ください!

なお追加オプションとして、3月17日~21日の日程で雲南省大理へのスタディツアー(自然音楽祭、エコファーマー訪問など)も用意されています。

(以下、プログラムより抜粋)

【趣旨】
人類は本当に「進歩」しているのでしょうか。私たちはどんな形の幸福を求めているのでしょうか。道路は車がひしめき合い、空も見えないほどビルが立ち並ぶ中で、毎日追われるような生活を送ることを望んでいるのでしょうか。

十年以上も前に「スローライフ」を提唱した辻信一氏は、人々の時間を奪い取っていき、環境をこわさないと成立しないエコノミーはエコノミーの名に値しないと言います。なぜならエコノミーの「エコ」とは自分の住む場所という意味で、家の中やまわりを見渡して、おかしい、住みづらいと思ったらどんどん変えていけるはずだからだと――。

東アジアの“いま”を象徴する中国では、経済発展の追求とともに環境悪化が進んでいますが、最近は環境との共生を求め、有機農業や自然エネルギー、環境教育など、さまざまな実践に挑戦する人々が現われてきました。同様の動きは、経済発展と環境問題で先行する日本、韓国、台湾でも見られます。
東アジアに暮らす私たちは、国や地域は違っても、同じ空を見上げ、海を通じてつながっています。持続可能で共生できる未来に向け、人と人が直接つながってビジョンを描いたり創造的に力を合わせたりすることを目標に、私たちは、昨年3月に初めて上海で「東アジア地球市民村2014」(準備ゼロ回)を開催しました。東アジア地域から300名近い仲間が一堂に会し、「半農半X」や自然学校、自然農、エコツーリズムなどをテーマに学び合い、東アジア地域の環境問題について議論すると同時に、これらの問題を解決する方法についても知恵を出し合いました。その他、音楽や踊り、キャンプファイアを通じて互いの距離を縮め、毎年、東アジアのどこかで集まろうと約束したのです。

そして今春、私たちは正式に第1回東アジア地球市民村を開催します。今回は、日本・中国・韓国および香港・台湾などの東アジアの国や地域から、自然共生型の社会を創るという志を持った民間団体や個人を、前回よりさらに多く迎えます。参加者は、「スローライフ」「食育」「エコロジカルな農業」「社会的企業」「自然学校」といった、最新の理念や実践経験を携えて集まります。多様な分科会やディスカッションを通して互いの認識や理解を深め、心の交流を通じて確かな協働が始まることを期待します。また、もう一歩踏み込んで、人材や方法、資金面でのマッチングを促進し、東アジア地域における関連分野の人材と知恵のネットワークを構築することも期待できるでしょう。

一方、「自然共生型社会」は人々の関心と参加を必要としています。そこで私たちは出展者に対し、人々が参加できる活動を提供するよう呼びかけます。たとえば、マルシェやワークショップ、環境教育体験、図書コーナー、絵本の朗読、青空映画館、音楽パフォーマンスといった、立体的で多面的な活動や内容を想定しており、異なる年齢層の市民、とりわけ学生と開催地の住民が今回の活動を通じて、自分の生活と自然や環境との関係を理解し、健康で環境保護に役立つ生き方・暮らし方について学び、今後も継続的にこのような活動に参加するきっかけとなることを期待しています。

【主催】
日中市民社会ネットワーク(CSネット)

【後援】
一般社団法人アクト・ビヨンド・トラスト
福建正栄公益基金会、創智天地、REnex、香港PCD 他

【開催期日・会場】
本会議 2015年3月14日(土)~16日(月)
会場:創智天地広場(上海市楊浦区淞沪路290号)

スタディツアーin大理 3月18日(水)~20日(金)
場所:雲南省大理

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