高浜原発3・4号機の再稼働をめぐり、24日、福井地裁が「安全性に欠けるとはいえない」とし、再稼働を即時差し止めた4月の仮処分決定を取り消しました。これを受けて弁護団は次のように厳しく批判しています。「私たちは、福島原発事故のような事故を二度と招いてはならないという観点から新規制基準の不合理性、基準地震動の策定手法の不合理性、津波の危険性、工学的安全性の欠如、シビアアクシデント対策・防災対策・テロ対策の不備といった様々な危険性を指摘しました。これに対して、本決定は、原子力規制委員会の判断に追随するだけの形で私たちの主張立証を排斥しました。(中略)年末も押し迫った常識外れなこの時期に出した本決定は、高浜原発3・4号機の再稼働スケジュールに配慮した、結論ありきの決定であると言わざるを得ません」
大飯原発仮処分・高浜原発保全異議不当決定 決定文掲載
http://www.datsugenpatsu.org/bengodan/news/15-12-24/
福井地裁高浜原発異議決定を受けての弁護団声明
http://www.datsugenpatsu.org/bengodan/archives/15-12-24-2/
福井地裁高浜原発異議決定を受けての記者会見(IWJによる動画配信)
https://www.facebook.com/GreenActionJapan/posts/1121836284515696