2/11(日) 検証!原発のゴミ最終処分地選定の前にすべきこと ~動員されない若者が考える「現世代の責任」~
(以下、国際青年環境NGO A SEED JAPANサイトより要約・転載)
政府や電気事業者は、「将来世代に負担を先送りしない」ためにも、原発のゴミの処分の道筋をつけることが、電気を使う「現世代の責任」であると強調し、最終処分地の選定を急いでいる。「ゴミが出ればゴミ捨て場が必要だ。ゴミ捨て場となる地域をどう公平に決めるか考えよう」――本当にそれが「現世代の責任」なのだろうか。
3.11の教訓に立ったエネルギー政策、核燃料サイクルの必要性、そして、最終処分地選定や最終処分研究のために犠牲となった地域の歴史……。あまりに多くのことが議論のテーブルから隠され、最終処分地選定に問題が矮小化されている。果たして、このまま原発のゴミの総量を決めずに、世代間公正を議論できるのか。地域振興策と引き換えに、処分地を決めることが地域間公正を担保できるのか。
原発のゴミの最終処分地選定の前にすべきことがある。隠された話題をテーブルに上げて議論することが「現世代の責任」だ。
日時: 2018年2月11日(日) 13:00~16:30 (12:40 開場)
場所: SHIBAURA HOUSE 5F(東京都港区芝浦3-15-4)
(JR田町駅芝浦口より徒歩7分/都営三田線・浅草線 三田駅A4出口より徒歩10分)
主催・お問合せ: 国際青年環境NGO A SEED JAPAN
E-mail: info@aseed.org/TEL: 03-5826-8737
【プログラム】
■Part1.地域間・世代間の不公正問題
short movie(稲垣美穂子/ライター、映像制作)
総論: 最終処分地決定プロセスにおける問題(西島香織/ASJ事務局長)
報告: 高レベル放射性廃棄物処分事業はなぜ進まないか ~翻弄されたいくつかの地域の経験から~(水藤周三/高木仁三郎市民科学基金事務局)
報告: 電源三法交付金制度の問題と立地地域の社会変容(藤原遥/一橋大学大学院経済学研究科)
現地報告: すべての自治体から核ごみ拒否の回答を得た37年間の記録(石丸裕介/岡山県自治労本部)
■Part2.公論形成を目指す取り組み、現状と課題
話題提供: 「立地問題」化から新たな公論形成へ(寿楽浩太/東京電機大学准教授)
報告: 韓国における最終処分場をめぐる公論形成の努力と示唆点(高野聡/韓国・慶北大学行政学科修士)
■Part3.パネルディスカッションーあるべきプロセスとは何か
パネリスト: 石丸祐介、藤原遥、寿楽浩太、高野聡、西島香織
モデレーター: 水藤周三
(お申込み)
メール: info@aseed.orgまたは、下記フォームより
https://goo.gl/forms/KXHsu8zwC1CrPQDC3
※件名を「2/11シンポジウム申込み」とし、ご氏名、ご所属をお書き添えください。