公正で持続可能な社会づくりを
エンパワーする
empowering actions for just and
sustainable society
2017年度事業報告
(2017年3月~2018年2月)
設立7年目を迎え、公募助成は1部門で2件、企画助成は2部門で13件、試験運用を開始したスポット助成で5件の支援を行なった。
abtの運営
- 主要3部門の公募助成と企画助成を充実させ、少額で3部門に捉われないスポット助成の試験運用を継続する傍ら、市民メディア支援の具体化に向けて準備を重ねた。
- 当法人ウェブサイトの「助成先活動情報」と、1日1投稿ペースのFacebookページ(年間250件の独自投稿と助成先投稿シェア)を通じて、助成先の企画実施状況や告知情報をタイムリーに伝える努力を続けた。
- 定款を改定して業務執行理事を増員し、事業態勢の見直しと組織更新に向けた検討課題の洗い出しを試みた。その一環として、在宅勤務のネットワークに加え、シェアオフィスの利用による働きやすさの向上と事務局内の交流を図った。
- 助成先および外部委託先との連携による当法人独自のファンドレイジングで実績を重ねた。
- 公益財団法人信頼資本財団の「共感助成」認定団体登録を継続し、寄付者に税控除の利点を提供した。
【実施経過】
2017年3月 | 2017年度「ネオニコチノイド系農薬に関する」公募助成は、一般公開プレゼンテーションと二次選考を経て2案件確定。2017年度企画助成は、ネオニコチノイド系農薬問題部門1件、エネルギーシフト部門11件確定。東アジア環境交流部門は案件掘り起しを継続。2016 年度「ネオニコチノイド系農薬に関する企画」公募助成3件の成果報告会開催。業務執行理事追加のため定款改定。 |
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4月 | 2017年度の各助成先において企画実施開始。ネオニコチノイド系農薬問題部門で企画助成1件追加採択。2016年度の全助成先から最終報告書と会計報告書の提出。市民メディア支援再検討のため臨時理事会開催。信頼資本財団「共感助成」継続申請。 |
5月 | オンライン・ファンドレイジング協力による「たらちねクリニック」開設。定款に従って理事会と定時社員総会を開催し、2016年度事業報告および決算報告承認。 |
6月 | 2016年度事業報告と決算報告を公開(全助成先の最終報告および収支報告とともに)。オンライン・ファンドレイジング協力を「たらちね子どもドック」開設プロジェクトに切り替えて再スタート。部内データベース移転・再編作業開始。 |
7月 | 市民メディア支援に関する準備会合開催。 |
8月 | 部内データベース新規運用開始。 |
9月 | abtの2017年度中間レビュー作成。 |
10月 | 2017年度助成企画3部門12案件から中間報告書提出。市民メディア支援に関する準備会合第2回開催。 |
11月 | 2018年度事業計画策定に向けた理事会+スタッフ合同リトリート開催。2018年度暫定事業計画&予算案作成。 |
12月 | 2018年度「ネオニコチノイド系農薬に関する企画」公募開始。外部助言者の参加も得てネオニコチノイド系農薬問題部門助成戦略会議開催。シェアオフィス利用開始。 |
2018年1月 | abtの2018年度事業計画・予算案確定。 |
2月 | 2018年度公募助成、応募11案件から一次選考6件通過。2018年度企画助成3部門11案件の審査ないし審査準備中。年度末理事会にて2018年度事業計画&予算案承認。 |
【abtが直接・間接に関わった主な記事と出版物、時系列順】
- 毎週金曜12:30-13:00 FMくめじま「Hello! 球美の里」
- 2017/4/14 毎日新聞地方版ほか「福井・高浜原発 3、4号機の再稼働反対を要請 県に市民グループ」
- 2017/4/14 毎日新聞地方版ほか「再稼働反対、知事に表明要望 市民団体など11人」
- 2017/5/1-5/2 京都新聞「『原発再稼働反対表明を』市民団体、京都・舞鶴市長に要望書」
- 2017/5/22 朝日新聞「いわき市にNPOがクリニック開設 甲状腺の診察と治療」
- 2017/5/22 47ニュース「NPOが「医療施設」開設 いわきに国内初、6月1日から診療」
- 2017/5/26 ビジネスジャーナル「東京から岩手、掃除機ゴミから高い放射線量検出…福島の母親「子供が使命感から廃炉作業従事…」
- 2017/5/31 河北新報「<原発事故>甲状腺検査の機器そろえ診療所開設」
- 2017/6/1 毎日新聞「NPO診療所 いわきに お母さんの不安に寄り添う きょう開業 甲状腺、内部被ばく検査も/福島」
- 2017/6/2 ジャパンプラットフォーム「6月1日、「たらちねクリニック」オープン!」
- 2017/6/14 動画メルマガ“カマレポ”No.48「市民科学の実践 放射能を測る」
- 2017/6/21 グリーンピース報告書『ネオニコチノイド系農薬の環境リスク: 2013年以降明らかになった証拠のレビュー』
- 2017/6/24 図書新聞「過酷な放射能汚染地域では帰還の強制ではなく 避難・移住の権利を~今からでも遅くはない、被曝限度を年間1ミリシーベルトに戻さなければ~」
- 2017/7/15 北海道新聞「沖縄・球美の里向井理事長講演」
- 2017/12/1 グリーンピース報告書『農薬と田んぼの生態系 田んぼの生きもの調査活動報告――2017.夏/秋』
- 2017/09/13 社会新報「核のごみを地域に持ち込ませない-『科学的特性マップ』でA SEED JAPANが意見交換会」
- 2017/9/15 ジャパンプラットフォーム「2017年夏のイベント」
- 2017/9/19 東京新聞「いわきにNPO開設のクリニック 患者の不安に向き合う」
- 2017/9/20 反原発新聞 第474号「これからどうする?原発のごみ 全国意見交換会開く」
- 2017/10月 新宿区発行NPO紹介冊子『新宿NPO』(沖縄・球美の里)
- 2017/10月 群像舎『福島生きものの記録』シリーズ5
- 2017/10/1 原子力資料情報室『NUKE INFO』No.180 「Group Introduction」
- 2017/10/2 原発おことわり三重の会『はまなつめ』「8.30 『原発のゴミ これからどうする?全国意見交換会』報告」
- 2017/11/13 日隅一雄・情報流通促進賞 2017 大賞決定!
- 2017/11/22 京都新聞「『避難対象全住民に説明の場を』大飯原発再稼働反対団体」
- 2017/11/28 京都新聞「使用済核燃料の『中間貯蔵』は受け入れないように京都府へ申入れ」
- 2017/11/29 社会新報「福島とチェルノブイリの子どもたちの夏」
- 2017/12/15 アイデアニュース「「ひとりひとりの事情に向き合って」、たらちねクリニック・藤田操院長インタビュー」
- 2017/12/16 0:30-0:55 NHK WORLD PRIME「Fukushima Mothers」
- 2017/12/29 21:00 NHK BS1「母たちの祈り~フクシマとチェルノブイリ」
- 2018/2月中旬 ラッシュ・サミット2018 「フクシマから7年経った日本の原子力事情」(動画)
- 2018/2/7 NHK関西「大飯原発仮処分 双方の意見聞く」
- 2018/2/21 テレビ朝日ニュース「“謝礼で動員”批判相次ぐ『核のごみ』説明再開で」
- 2018/2/28 社会新報「国際環境NGO A SEED JAPANが集会 原発のゴミ処分に『公論形成』が必要」
- 2018/3/6 ENECT(みんな電力)「LUSHサミット・ロンドン出張報告記事」(ふくしま30年プロジェクト 平井有太)#1, #2, #3
- 2018/3/9 週刊金曜日「3.11特集 被曝と健康」
- 2018/3/15 ふぇみん婦人民主新聞 第3182号「土壌汚染マップを作成し可視化する」
- 2018/3/20 反原発新聞 第480号「原子力事業~「対話型説明会」再開に抗議する(抄)」
- 2018/3/25 福島民報「首都圏自治体アンケート 核ごみ『受け入れ』ゼロ 処分場の関心低く」他
- 2018/4/24 東京新聞(茨城版)「核のごみ最終処分場 来月、水戸で住民説明会」
(この他、abtのFacebookページから2017年度にシェアを除く独自投稿記事250本)
ネオニコチノイド系農薬問題部門
[公募助成]
情報発信ツールを用いたネオニコチノイド系農薬の認知度向上と情報収集の場の提供
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公益財団法人みやぎ・環境とくらし・ネットワーク(申請者:長谷川公一)
助成金額:730,500円【広報・社会訴求部門】
ネオニコフリー生産者消費者・リレー学習会の開催
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生活協同組合連合会 コープ自然派事業連合(申請者:神野利夫)
助成金額:520,000円【広報・社会訴求部門】
Goオーガニック!小売店をネオニコフリーへ――稲作におけるネオニコチノイド系農薬規制強化にむけて
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国際環境NGO グリーンピース・ジャパン(申請者:青木陽子/細川弘明/米田裕子)
助成金額:8,000,000円
「浸透性殺虫剤の生物多様性と生態系への影響に関する世界的な統合評価書」第2集の準備
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IUCN浸透性殺虫剤タスクフォース(申請者:Maarten Bijleveld van Lexmond)
助成金額:3,000ユーロ
エネルギーシフト部門
[企画助成]
高レベル放射性廃棄物の最終処分地選定プロセスをフェアにするための、若者による市民活動
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NPO法人A SEED JAPAN(申請者:西島香織)
助成金額:500,000円
「仏・高速炉開発アストリッド計画」についての渡仏調査、取材及び院内シンポジウムの開催・政策提言
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ストップ・ザ・もんじゅ(申請者:池島芙紀子)
助成金額:500,000円
エネルギー基本計画への働きかけ
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eシフト/脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会(申請者:満田夏花)
助成金額:500,000円
脱原発発裁判についてのビデオ情報発信の強化
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脱原発弁護団全国連絡会(申請者:河合弘之/海渡雄一)
助成金額:800,000円
若狭の原発の避難計画徹底検証
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避難計画を案ずる関西連絡会(申請者:島田清子)
助成金額:500,000円
沖縄・球美の里 第75次母子保養
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NPO法人 沖縄・球美の里(申請者:向井雪子)
助成金額:500,000円
まつもと子ども留学継続拡大事業
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NPO法人 まつもと子ども留学基金(申請者:植木 宏)
助成金額:500,000円
福島原発事故後のヤマトシジミの遺伝子配列比較解析
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琉球大学理学部海洋自然科学科生物系大瀧研究室(申請者:大瀧丈二)
助成金額:500,000円
たらちねβ線核種測定ラボプロジェクト2017年度
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認定NPO法人 いわき放射能市民測定室たらちね(申請者:織田好孝)
助成金額:3,975,000円
たらちねクリニック・プロジェクト2017年度
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認定NPO法人 いわき放射能市民測定室たらちね(申請者:織田好孝)
助成金額:5,785,000円
みんなのデータサイト リニューアルプロジェクト:放射能測定結果をわかりやすく伝えるプラットフォームへ
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みんなのデータサイト運営委員会(申請者:石丸偉丈)
助成金額:1,000,000円
東アジア環境交流部門
なし
(※このほか3部門の枠を外して試験運用中の「スポット助成」5案件、総額150万円)