高浜原発4号では8月20日に、関電の運転再開優先でずさんな管理のため、放射能を含む一次冷却水漏えい事故が起きました。原発の大事故が起これば、福井県民より多くの京都府民が避難しなければなりません。このような状況の中、京都府の2018年度(平成30年度)の原子力防災対策事業費に放射性物質拡散予測調査(シミュレーション)事業として700万円の予算が計上されています。
京都府のシミュレーションを計画する資料には「大量の放射性物質が放出した場合を想定し」としか書かれていません。京都府の防災・原子力安全課によると9月までには計画の概要を決めたいと言っていますが、この「大量」とは何かと尋ねても、福島原発事故並みを想定するとは明言せず「まだ決まっていない」としか答えません。
滋賀県や岐阜県はシミュレーションを2012年に実施し、それに基づく独自の避難計画を策定しています。原発事故によって京都府民にどのような影響が及ぶのかを考える上では、福島原発事故並みの想定が前提になります。関電のように、放射能放出率を1000分の1に過小評価した想定では、住民の安全を守ることはできません。
京都府民を始め関西の市民と団体の皆さん、「京都府が今年度作成するシミュレーションでは、福島原発事故並みの放射能放出量を想定してください」と京都府知事に対して要望しましょう。
■賛同のネット署名はこちらから
https://fs224.formasp.jp/f389/form2/
■紙版の署名用紙はこちらから
http://www.jca.apc.org/mihama/bousai/sign20180824.pdf
呼びかけ団体: 避難計画を案ずる関西連絡会
連絡先団体: グリーン・アクション/原発なしで暮らしたい丹波の会
住所: 〒 606-8203 京都市左京区田中関田町 22-75-103
FAX: 075-702-1952
メール: info@greenaction-japan.org
▼詳細はこちらから
http://www.jca.apc.org/mihama/bousai/bousai_room.htm