9/6付け紀伊民報で、使用済み核燃料の中間貯蔵施設の受け入れについて明言を避けてきた和歌山県白浜町長が、明確に拒否する姿勢を示したことを伝えました。
—————————-
以下、紀伊民報記事「核燃施設『協議する考えない』 白浜町長が表明」(2018.9.6)より要約・転載
和歌山県白浜町の井澗誠町長は6日、原発から出る使用済み核燃料の中間貯蔵施設の受け入れについて「将来的に(電力)事業者などから申し入れがあったとしても協議をする考えはない」と述べた。これまでの議会で「申し入れがない中で受け入れは考えていない」などと述べていたが、拒否する姿勢を明確にした。
施設を巡っては、県外を含む複数の住民団体から「受け入れないことの表明」を求める要望書が町に出ていた。
井澗町長は「白浜町は観光産業を中心に発展してきた。町の将来は観光産業の進展にかかっている」とした上で「町が目指すのは私のスローガンでもある『世界に誇れる観光リゾート白浜』の実現であり、豊かな自然環境や資源を後世に引き継ぐ責務が私にはある」と話した。
中間貯蔵施設については、関西電力が「2018年中に計画地点を公表する」との方針を明らかにしている。
—————————-
こうした動きは、abtパートナーの「避難計画を案ずる関西連絡会」が町長に対し、使用済核燃料の中間貯蔵施設は受け入れないという意思を表明するよう要望書を提出したり、リーフレットの作成による広報活動など粘り強い働きかけを行ったりしたことが大きな力となりました。なお、10月28日(日)には、これに関連する集会「核のゴミ捨て場「中間貯蔵」はいらない!関西集会」が開かれます。
▼核燃施設「協議する考えない」 白浜町長が表明(紀伊民報/2018.9.6)
http://www.agara.co.jp/news/daily/?i=357754
▼10・28 核のゴミ捨て場「中間貯蔵」はいらない!関西集会
http://www.jca.apc.org/mihama/annai/flyer181028_1.pdf