本年度エネルギーシフト部門の助成先として、核燃料サイクル計画に関するドキュメンタリー映画制作に取り組んでいる稲垣美穂子さんが、助成金で賄いきれない費用について、幅広く一般から資金を募るクラウドファンディングを開始しました。
稲垣さんはこれまで高レベル放射性最終処分地として名乗りを挙げた地域をはじめ、地層処分研究センターがある北海道幌延町や、研究者、行政など、事業関係者にもインタビューし、2013年にドキュメンタリー『The SITE – Japan Specific』を完成させました。
その取材を通じて稲垣さんの胸をついたのが、現地で声を上げ、奮闘してこられた方々の“危機感”と、“生命”を大切にする姿でした。今回制作するドキュメンタリー映画は、青森、福井、佐賀の「核燃料サイクル計画」に直結する3つの地域を軸に、地域で長年奮闘してきた人々、立地背景を含む闘いの歴史、そして現状を記録します。
クラウドファンディングの挑戦で作品を仕上げることはもちろんですが、この映画を通じて意見や立場、主義・主張を超えた議論ができるようになることが、稲垣さんの目標のひとつだそうです。
本プロジェクトにかかる取材費、制作費などの総額約528万(見込み)のうち、今回の支援目標額は200万円です。リターンは、エンドロールへの名前の記載や試写会ご招待などが用意されています。
ぜひ、みなさんのご支援を!
▼東京発!“核関連施設立地地域と東京を繋ぐ”核燃料サイクル計画映画制作プロジェクト
https://camp-fire.jp/projects/view/177158