ネオニコ解説書の決定版、『ネオニコチノイド 静かな化学物質汚染』(岩波ブックレット)が12月4日に刊行されました。ネオニコチノイド系農薬は、その強い毒性により昆虫だけでなくヒトを含む哺乳類の神経伝達や発達にも影響を及ぼすことが研究によって解明されつつあります。
Future Dialogueの第10回は著者の平久美子医師をゲストに招き、ネオニコチノイド系農薬の危険性についてあらためてお話いただくとともに、平先生がネオニコに注目することになったきっかけや、長年にわたってこの問題を追いかけてきた熱い想いを伺いたいと思います。
【日時】 2025年1月19日(日)14:00~16:00
【場所】 Zoomを用いたオンライン方式(日本語)
【参加費】 無料(事前申し込みが必要)
【主催】 一般社団法人アクト・ビヨンド・トラスト(abt)
【プログラム(予定)】 ※グレーの部分はメルマガやWebには記載しない
・ 開会挨拶 〈5分〉
・ 講演「効きすぎるネオニコチノイド系農薬は人体にも影響する ~日本の子どもたちを守るための脱ネオニコ戦略」(仮題) 〈40分〉
平久美子さん/ネオニコチノイド研究会代表・東京女子医科大学附属足立医療センター麻酔科
・ 平さんに聞いてみよう(全体での質疑応答を含む) 〈50分〉
– ネオニコチノイド系農薬に注目し始めた経緯
– 科学者として日本の農薬業界について思うこと
– 参加者との質疑応答
モデレーター:美濃部真光/abt理事
・ 最後に平さんからひとこと 〈5分〉
・ abtよりご案内と閉会挨拶 〈10分〉
– ネオニコ公募助成のご案内
– 寄付のお願い
※スケジュールは予告なく変更する可能性がありますのであらかじめご了承ください。
岩波ブックレット『ネオニコチノイド 静かな化学物質汚染』では、ネオニコチノイド系農薬の何が問題なのか、この“効きすぎる殺虫剤”のリスクをどう抑えればいいのか、20年あまりの調査・研究から、これまでの類書にない専門性と広がりと深さで、わかりやすく説明されています。ぜひ以下のリンクを参考に本書をご一読のうえ、Future Dialogueにご参加ください。
【岩波ブックレット『ネオニコチノイド 静かな化学物質汚染』について】
著者の平久美子医師ご自身が語る動画をYouTubeで公開しました!
▼ 紹介動画はこちら
– 動画(7分25秒)
– スマホ視聴用のリール動画(1分)
▼ 主な目次
第1章 日本人がつくったネオニコチノイド
第2章 なぜ効きすぎるのか?――生態系への影響
第3章 ヒトにも例外ではない
第4章 ネオニコチノイド汚染の現状
第5章 どのように規制するか?――農薬登録制度の盲点
第6章 どうする?――脱ネオニコチノイド戦略