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トップページ 国内の検出状況 「ネオニコチノイド系農薬の海水汚染調査」結果発表――沿岸海域の広範な汚染が懸念されます

地表に散布されたネオニコチノイド系農薬の流出による沿岸地域の汚染を調べるため、アクト・ビヨンド・トラストは2021年5月に調査を行ないました。協力者に依頼してパッシブサンプラー(水中据え置き型の簡易測定器)を1か月間設置し、回収したサンプラーの解析は千葉工業大学・亀田豊研究室に委託しました。

サンプラーが回収できた地点は全国7カ所です。調査地点数は少ないものの、7か所中5か所でネオニコチノイド系農薬とフィプロニルおよびその代謝物が検出されました。この結果について、宮田秀明摂南大学名誉教授(abt科学顧問)は「わが国の広範囲な沿岸域が浸透性農薬やその環境代謝物で汚染されている実態が明らかになった」とコメントしています。

調査の詳細については以下をご覧ください。

千葉工業大学・亀田研究室『ネオニコチノイド系農薬の海水汚染に関するアクト・ビヨンド・トラスト独自調査プロジェクト結果報告書』

宮田秀明『浸透性農薬とそ環境代謝物による沿岸域海水汚染に関するアクト・ビヨンド・トラストの独自調査結果』