3月20日、国際環境NGOグリーンピース・ジャパンは、農林水産省がネオニコチノイド系農薬クロチアニジンの食品中における残留基準のさらなる緩和を検討していることに対し、即時取り消しと同農薬使用の禁止を求める署名9,235筆を提出しました。
その際行われた意見交換では、「EUのように農薬の弊害が疑われた時点で使用をいったん止め、影響を調査するという予防原則の考え方は日本では採用しない。農薬を使用しながら現在、影響を調査中」「調査の中でネオニコチノイド系農薬のミツバチへの被害は認められるが、対策としては農家への情報提供にとどめる」など、あくまでも“農薬ありき”の姿勢が見られ、ミチバチや人体への影響が軽視されていると感じざるを得ませんでした。
▼(プレスリリース)2015/3/20 農林水産省に署名9,235筆を提出――-ネオニコチノイド系農薬の使用禁止と食品残留基準規制緩和の取消し求め
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/press/2015/pr20150320/
▼こどもやミツバチのことを考えた規制になっていますか? 「農薬ありき」より「食と環境の安全ありき」へ:農林水産省への署名提出報告
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/blog/52383/