グリーンピースは健康と農薬汚染の関係について「確定した既知の影響」と「不確実な影響」の両面から世界で発表されている研究を総合的に考察し、レポート『農薬と健康:高まる懸念』をまとめました。レポートでは、農薬への曝露が多い農業・園芸従事者や、脆弱性が高い胎児と子どもに対して、農薬が健康リスクを高めることが示されています。具体的な疾病としては、多くの種類のがん、子どもの発達障害、神経機能障害、パーキンソン病、自己免疫疾患、悪性リンパ腫、筋萎縮性側索硬化症(ALS)との関連性を示す強い証拠が報告されています。
また、日本語版では日本での農薬使用と曝露の状況が加筆されています。例えば健康への影響が指摘されながら日本でも農薬として認められている農薬の例としては、ネオニコチノイド系農薬、グリホサート、クロルピリホスなどがあり、レポートではこれらと健康影響との関係も取り挙げています。
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http://www.greenpeace.org/japan/ja/library/publication/20150603-health-report/
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/blog/53087/
レポート『農薬と健康:高まる懸念』日本語版ダウンロード(PDF)
http://www.greenpeace.org/japan/Global/japan/pdf/pesticides-health-jp.pdf