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トップページ 助成先活動情報 英国の研究チーム​、​ネオニコチノイド系農薬​のチョウへの影響を発表
-​――​散布量の多いイングランドで激減
【国際環境NGOグリーンピース・ジャパン】

今年11月、イギリスのスターリング大学とサセックス大学の研究チームにより公開された科学論文で、ネオニコのチョウへの影響が初めて指摘されました。イギリスでは2000年から2009年の間にチョウが全体の58%も減少し、深刻な問題となりつつあります。研究チームは、1985年から2012年の間に英国内1000箇所以上で観測されたデータを元に調査。研究データによると、17種類の内、15種のチョウが急激に減少していて、その多くが農地に生息しているチョウでした。

さらに、ネオニコの使用が多いイングランドでは急激なチョウの減少が見られた一方、比較的ネオニコの散布が少ないスコットランドではチョウの数は安定していました。

これまでの研究でも、残留性が何年も続くネオニコで汚染された土壌や水を吸収した草花は、チョウや幼虫に影響を及ぼしていると説明されており、これら様々な要因を考慮して、研究チームはチョウの減少はネオニコチノイドが原因の可能性があると発表しました。

▼チョウが激減!!ミツバチだけではなかったネオニコの影響
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/blog/55071/