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トップページ 助成先活動情報 安定ヨウ素剤の服用指示なし、屋外テントでのスクリーニングなど、緊張感のない訓練
――高浜原発事故の原子力防災訓練 監視行動報告
【避難計画を案ずる関西連絡会】

abtパートナーの「避難計画を案ずる関西連絡会」は、8月27日に行われた高浜原発事故時の防災訓練の実態を確認するため、安定ヨウ素剤の配布場所、スクリーニング場所などで監視行動を実施しました。参加者の大部分は屋内退避訓練で、「10~15分をめどに各自で訓練終了」という緊張感のないもの。安定ヨウ素剤(に見立てた飴玉))配布場所でも、アレルギーや他の薬との飲み合わせに関する質問に明確な答えはなく、服用の指示も最後までなかったそうです。スクリーニングについても、若い女性職員がマスクも付けず戸外でスクリーニングや除染を担当するなど、規制庁のマニュアルに違反する内容でした。

この監視行動結果は、9月9日の院内集会&政府交渉で報告され、規制庁は熊本地震を踏まえた検討もなしに「屋内退避」方針に固執 していることや、安定ヨウ素剤について「服用の明確な判断基準は持っていない」など驚くべき事実が明らかになりました。

8/17高浜原発事故の原子力防災訓練 監視行動報告
http://www.jca.apc.org/mihama/News/news142/news142kunrena.pdf
9/9 院内集会&政府交渉報告「原発の耐震性と避難計画」 参議院議員会館
http://www.jca.apc.org/mihama/saikado/rep_govneg160909.pdf

なお、詳細は「防災訓練 監視行動の報告集」(有料)でもお読みいただけます。
発行: 避難計画を案ずる関西連絡会 2016年9月
頒価: 250円(送料はご負担ください)
ご注文: mihama@jca.apc.org

▼ 詳細はこちらから
http://www.jca.apc.org/mihama/bousai/bousai_room.htm