abtパートナーの脱原発弁護団全国連絡会は、3月28日の大阪高裁・高浜原発差し止め仮処分命令取り消し、3月30日の広島地裁・伊方原発差し止め仮処分申し立ての却下という司法判断に抗議し、その内容を動画で解説しています。
大阪高裁・高浜原発に関する決定に対しては、新規制基準の適合性、合理性の判断について住民側に立証責任を課しており、これは、3.11前の伊方原発最高裁判決が、「規制基準に不合理な点のないことの立証を被告国に負わせていた」ことにも反する、異常な決定だと述べています。また、広島地裁・伊方原発に関する決定に対しては、火山の噴火の予知は不可能ということを認めながら、一方で伊方原発に影響を及ぼす噴火の可能性について、住民に対し立証責任と課すという無謀さを指摘し、二つの決定がいずれも司法の責任を放棄したものだと訴えています。
▼高浜・伊方の不当決定を斬る!(動画:約47分)
http://www.datsugenpatsu.org/bengodan/video/17-04-03/