国際環境NGOグリーンピース・ジャパンは、2020年までに半分以上の商品にオーガニックを導入するよう求める「Goオーガニック署名」1万2,034人の声を、イオン、ユニー、ライフ、イトーヨーカドー、バロー、成城石井、コープネット事業連合に提出しました。
有機農産物の取り扱い方針を増やすと回答したスーパーは、コープネット事業連合、イオン、ユニーの3社。イオンとユニーは、国産有機野菜の取り扱いを2020年までに増やすと回答。コープネット事業連合は、有機JAS認証商品や環境配慮、資源保護、労働問題等をクリアした認証商品を拡大する等の回答がありました。また、イトーヨーカドーは、具体的な内容は述べませんでしたが、「有機野菜について、導入拡大の方向で検討中」とありました。
ネオニコチノイド系農薬を使用しない野菜やお米の取り扱いに前向きな回答をした小売店は、コープネット事業連合、イオン、ユニーの3社でした。コープネット事業連合は、「生産者団体と協議を重ねており、ネオニコフリーのお米の生産・管理方法について経験を共有してくれる農家があれば、ぜひ会いたい」そうです。イオンは、「ネオニコチノイド系農薬を含め、できうる限り農薬を使用しない、安全性の高い農産物を消費者に提供できるようにしてまいります」とコメント。ユニーは、「(前略)使用量を削減するよう関係する農業生産者に要請し、減農薬農作物の取扱いを積極的に推進します」と回答しました。
一方、前向きな回答がなかったのは、ライフ、バロー、成城石井です。ライフは、有機農産物の取り扱いを増やすという回答はありませんでした。バローは「対象商品を含む商品取扱方針につきまして、公表の予定はございません」とのこと。成城石井は面談や回答を繰り返しお願いしましたが、お返事がありませんでした。
面談した小売店はすべて、署名による消費者の声を「ありがたい」と受け取ってくれました。消費者が積極的にお店にオーガニックを増やすよう動くことはとても大事。安全安心で環境にも優しいオーガニックが、身近なお店で気軽に買える日が来るように、声を届け続けましょう。
▼スーパーと生協、3社が「オーガニックの取り扱いを増やす」と回答!
http://www.greenpeace.org/japan/ja/high/news/blog/staff/3/blog/59215/