日本では高レベル放射性廃棄物を地層処分する方針を決めており、主に沿岸部の地域がその対象範囲になる可能性があると言われています。その中で事業者であるNUMOは、「地域との共生」と可能にするため、財政的・経済的効果を地域に付与することを説明し、理解を求めています。しかし一方で、経済的恩恵を地域政策の中心に据える方法について懸念を有識者もいます。現状の政策によって、里山は守られるのか、都市と農村のあるべき関係性は保たれるのか。農村における既存の課題に、「核ごみ問題」がいかに影響するのか、ともに考えましょう。
日程:2017年6月15日(木) 18:30~20:45
場所:環境パートナーシッププラザ(GEOC)
主催:国際青年環境NGOA SEED JAPAN
協力:寿楽浩太さん(東京電機大学助教)、水藤周三さん(原子力市民委員会事務局)、伴英幸さん(原子力資料情報室共同代表)
助成:パタゴニア、一般社団法人アクト・ビヨンド・トラスト
ゲスト:鹿住貴之さん(認定NPO法人JUON(樹恩) NETWORK事務局長)、岡田航さん(東京大学大学院)、藤原 遥さん(一橋大学大学院)
アドバイザー:寿楽浩太さん
ファシリテーター:川野寛さん
■プログラム(予定)
18:10~18:30 「核ごみ」に関する基礎情報の共有
※NUMOの映像をみながら質問受付を行います。こちらは任意です!
18:30~18:40 自己紹介
18:40~19:30話題提供
1)岡田航さん「里山保全の意義と課題」
2)鹿住貴之さん「都市と里山の共存における意義と課題~JUON NETWORKの取組みから」
3)藤原遥さん「地域振興策が地域にもたらす経済・財政効果」
19:30~20:30 質疑応答、意見交換
20:30~20:45 まとめと今後の流れ