避難計画を案ずる関西連絡会は、9月21日、大阪府に対し「大飯3・4号再稼働反対表明」、「立地自治体以外の同意権の表明」、「安定ヨウ素剤の備蓄」、「府民への説明会」を求め申し入れを行い、同時に下記内容の質問状を提出した。
1. 基準地震動の過小評価について
2. 火山灰問題について
3. 再稼働の同意権について
4. 大飯原発と高浜原発の同時事故を想定した避難計画について
5. 大飯原発事故時の高島市民の避難受け入れ計画について
6. 原発事故に備えた安定ヨウ素剤の備蓄について
大飯原発事故時には、滋賀県高島市などの住民約540名を大阪府下の大阪市、枚方市、高槻市で受け入れることになっているが、いまだに避難所は示されていない。また、安定ヨウ素剤配布についても、昨年7月の申し入れにおいて「広域連合、全国知事会と共に、国に対して説明を求めていきたい」と回答しているものの、対策がとられているとは言い難い。「安全性や防災は国が責任を持って」と繰り返し、府の責任を放棄する姿勢が垣間見えた。
▼大飯3・4号再稼働反対表明等を求め、大阪府へ申し入れ(2017/09/21)
▼2016年7月5日 高浜1・2号の寿命延長等に関する大阪府への申し入れ