グリーンピース・ジャパンが行なった「オーガニックの野菜やお米を身近に買えるように、国産オーガニックの野菜やお米を全店舗に置いてください」という9,254筆の署名をこの3月大手スーパーに提出、スーパーからポジティブな返答がきています!
最初に署名を提出したコープデリからは、「全店舗でのコーナー化まではいかないがオーガニック商品を今後も拡大していく」という回答を得ており、続くイトーヨーカドー、ライフ、バローの3社からも回答が返ってきています。
総合スーパーのイトーヨーカドーは面談の中、「全店での取扱いを目標に進めていく」と回答! 昨年の面談時は、「有機野菜について、導入拡大の方向で検討中」という回答でしたが、今回「全店で取り扱いを目標」と回答したことは、大きな進展です! さらに昨年からオーガニック野菜の取り扱い店舗を3倍に増加。昨年の取り扱い店舗は21店舗でしたが、現在は60店舗へ拡大しました。品目数も181品目から198品目へ拡大しており、これは扱い全品目数の内6%にあたるそうです。
首都圏や関西を中心に展開するライフは、昨年の署名提出時は、オーガニックの取り扱いを増やすという回答はありませんでしたが、現在は取り扱う種類や数量は店舗によって異なるがほぼ全店で取り扱いがあるとのことです。実際に昨年5月にグリーンピースが全国の消費者ボランティアと一緒に実施した調査では、調べた9割以上のお店にオーガニック野菜がありました。
一方、東海地方を中心に展開するバローとは昨年に続き面談することができず、郵送で署名を提出しました。署名を受けての回答をいただくことはできましたが、昨年とほぼ変わらず「国産有機野菜・米に限らず、商品の取扱方針について開示しておりません」という内容でした。オーガニックを求める需要は確実に高まっており、ぜひ消費者の声に応えてほしいです。
3月末の時点で4社に提出しましたが、その内3社が昨年よりオーガニック商品を増やし、今後も拡大すると表明しました。2016年から実施したオーガニック署名のキャンペーンを通して、消費者の声は確実に届いていることがわかります。今後、残り3社(イオン、ユニー、成城石井)にも提出する予定です。
全店舗でオーガニックを取り扱うことで、消費者はより身近にオーガニックを購買することができ、生産者の販路も広がり、日本の有機農業は広がっていきます。消費者、生産者、販売者でオーガニックを広げる輪を広げていきましょう。