2021年度助成先の「くまもとのタネと食を守る会」が、昨年7月〜10月に開催した「#最近の農薬知ろうよ 連続講座!」の内容と動画をウェブサイトに公開しました。
この講座の特徴のひとつは、農薬の使用量が比較的少なく“安心安全”と思われている特別栽培農産物(※)に焦点を当てたことです。
(※)その農産物が生産された地域の慣行レベル(各地域の慣行的に行なわれている節減対象農薬及び化学肥料の使用状況)に比べて、節減対象農薬の使用回数が50%以下、化学肥料の窒素成分量が50%以下で栽培された農産物。
農薬の回数を半分にすることが条件となる特別栽培には、長く効く浸透性のネノニコチノイド系農薬が多用されています。長く効くから回数を減らすことができるというわけです。特に第3回講座では、元JA鹿本営農指導員、元特別栽培認証機関職員のお二人が特別栽培の「新人認証担当者」と「ベテラン認証担当者」に扮して、なぜ特別栽培にネオニコが使用されるかをとてもわかりやすく紹介しています。
他の回でも、食料安全問題専門家の安田節子氏講演「特別栽培とネオニコ農薬」や実際のほ場見学など農薬の使い方、ネオニコ問題について多面的に学ぶことができます。ぜひご覧ください!
▼連続講座「#最近の農薬知ろうよ」
https://www.kumatane.com/saikin/