2021年度の助成先である特定非営利活動法人原子力資料情報室が、4月28日(木)に核燃料サイクル特設サイト開設記念シンポジウムとして、「核危機と平和利用―六ヶ所再処理工場の操業が持つ意味」を開催します。詳細は次のとおりです。
(以下、原子力資料情報室のウェブサイトより要約・転載)
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近年、核兵器をめぐる情勢が緊迫化の度合いを増しています。2019年には中距離核戦力全廃条約が失効、2021年には、米英がオーストラリアによる原子力潜水艦の開発および配備を支援する方針を示し、ロシアのウクライナ侵攻ではロシア政府は核兵器の使用も辞さない構えを示しています。
そうした中、日本は、長年操業延期を繰り返してきた六ヶ所再処理工場の工事を2022年に完了する計画です。今日の核の危機下で六ヶ所再処理工場の操業がもつ意味、原子力の「平和利用」とはなんだったのかを考えます。
■日時:4月28日9時30分~12時 (NY時間で20時30分~23時)
■内容:
司会:ケイト・ストロネル、松久保肇
第一部 講演(80分)
・フランク・フォンヒッペル(プリンストン大学) ウクライナ侵攻と再処理
・アラン・J・クーパーマン(テキサス大学) 原子力施設とテロリズム
・カン・ジョンミン(独立アナリスト、元韓国原子力安全委員長)原子力施設へのミサイル攻撃リスク
・アイリーン・美緒子・スミス(グリーン・アクション) 六ヶ所再処理工場の操業がもたらす問題
第二部 パネルディスカッションと質疑応答(60分)
第三部 ウェブサイト紹介(10分)
・通訳付き
■定員:500人
■参加費:無料(ご寄付歓迎 cnic.jp/support/donation)
■申し込み:下記よりお申し込みください。(参加費無料、定員500人)
■主催:原子力資料情報室(CNIC)https://cnic.jp/
▼核燃料サイクル特設サイト開設記念シンポジウム