(以下、新外交イニシアティブの動画解説を元にご紹介)
2021~22年度助成先である特定非営利活動法人・新外交イニシアティブ(ND)が、日本のプルトニウム政策の問題点について英語で解説する動画を公開しました。
▼”The Plutonium Problem: Japan’s Nuclear Fuel Cycle”
https://www.youtube.com/watch?v=4t_4VhcDivg
国際法上「非核兵器国」である日本は、なぜ46トン(核弾頭6000発に相当)ものプルトニウムを抱えているのでしょうか。これは世界にとって、いかなる意味を持つのでしょう。
日本政府は高速増炉・原型炉「もんじゅ」の失敗と、六ヶ所再処理工場の度重なる竣工延期にもかかわらず、核燃料サイクルという「夢」を追い続け、国際コミュニティに安全保障上の脅威と核拡散リスクをもたらしています。新外交イニシアティブ(ND)研究員の平野さつきが、日本のプルトニウム問題について、核燃料サイクルの破綻を中心に英語で解説します。
また、同団体が9月30日に開催した高速炉セミナーの内容をまとめた小冊子(PDF版)は、以下のURLからダウンロードできます。
▼報告「高速炉で『核のゴミ』を減らす?――まやかしの高速炉開発と六ヶ所再処理工場との関係」
- 今中哲二(京都大学複合原子力科学研究所)「高速炉で『ガラス固化体の隔離期間短縮と高レベル廃棄物減容』のトリック」
- 松久保肇(原子力資料情報室)「高速増殖炉から高速炉、そして無用の長物へ」
https://www.nd-initiative.org/research/11432/